イギリス留学 ワーキングホリデー体験談(アーカイブ)

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ヘッジホッグ、汗と涙のワーホリ物語
「4 days in Nagoya」 
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日本を再び離れてから5ヶ月がたった。ネットから読む日本は、どうやらムシ暑いよ
うである。自分のふるさとが、日本のこの夏の最高気温を記録したという文章を読ん
だ。盆地という地形が生み出す、大変迷惑な話である。冬は冷え込みが厳しく、夏は
ムシムシする。ここ、イギリスでは考えられない事態である。

8月末に予定通りホリデーを取り、日本へ一時帰国することにしたのだが、その休み
の日数というのが、なんと4泊6日。もっと休みをとろうと思えば取れたのかもしれ
ないが、せっかく伸びてきている英語力のため、できれば日本語を使う機会を避けた
かったし、お金を稼ぐためにも遊ぶ暇を少なくしようと考えたのだが...。これ
が、裏目に。

もともと、この日本への帰国の理由は、電気の国家試験を受けるためであり、それを
日本での4日目にその日が来るように予定して飛行機チケットを取ったのであった。


1日目。ドイツのルフトハンザ航空を利用して、フランクフルト経由名古屋へ向っ
た。長旅の為に広めの先に座りたかったので、ロンドンヒースロー空港のカウンター
で前が通常より広い緊急用の席をお願いして席を取ったのだが、実際席を探すと緊急
用の席の真後ろ。どうやら、カウンターの人が間違えて入力したようであった。しか
し、
運良くその緊急用の席は空席のようである。とりあえず席につき、スチュワーデスに
尋ねるためにやってくるのを待っていると、僕よりも先に僕の周りにいた10代のド
イツ人の若者達がスチュワーデスに僕と同じ質問を尋ねてしまった。

もちろん、スチュワーデスの答えは、Yes。先を越された僕は、おとなしく狭い通
路側の席について、やることもないので寝ようとすると、突然前の席から大声が。
「ワー!!!!!」
前の席のドイツ人連中が初めてのフライトに興奮しだしたのだ。こっちとしては、ほ
んとに迷惑な話である。

飛行機内で、飲み物サービスが始まった。すると、連中は数本のボトルのワインやら
ビールを注文して飲みはじめた。僕は嫌な予感がしたが、その予感は的中した。彼ら
は、宴会みたくひたすら話をして盛り上がり、気がつけば名古屋まで彼らの宴は続い
た。おかげで、こっちは一睡もできず2日目を迎えた。

空港の到着ロビーには友達が待っていて家まで送ってくれたのだが、その友達が今日
の夜にバーベキューを企画しているという事で、食べ物に目のない僕は二つ返事で
「行く」と答えてしまった。時差ぼけ解消のため、この日の夜まで起きていようと昼
間は我慢して起きていて、夕方から友達のもとへ行くのだが。結局、この晩は花火も
やったので、気がつけば12時をまわっていた。

そして3日目は、ゆっくり寝る事ができたものの、違う友達から久しぶりだからと
いって飲みに連れていかれる。お金を出してくれるものだと思っていたが、このへん
はきっちり?割り勘。

二日酔いで目覚めた4日目は、もうテスト当日である。何も準備を日本でできないま
ま受けた試験は見事に不合格。その晩も、またまた別の友達が、飲みにいこうと誘わ
れる。

まさに、飲んだくれの4日間であった。英国に戻ると、
「やっぱりね。たまに日本に帰ると、引っ張りまわされるんだよな。」
と、N社で働く社員さんたちは、我が身の体験を振り返るかのように僕に同情しても
らえた。お酒を飲んで、おいしい日本食を食べれたので楽しい4日間の日本であった
が、割り勘だけは何とかしてもらいたいものだ。

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