イギリス留学 ワーキングホリデー体験談(アーカイブ)
ヘッジホッグ、汗と涙のワーホリ物語No1
「香港、謎の果物」
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日本に着いたのはイギリスを発った2日後の夜だった。というのも、香港で一泊した
らだ。
アジアの香りをさせているくせに、イギリスみたく2階建てバスが市内を走るといっ
たとてもアンバランスな都市だった。とにかく看板の多い事、多い事。店の構えより
看板の方が立派なお店がそこら中にあった。
年代感じる日焼けした竹が紐を使っていくつか組合わさって、そのご自慢の看板を支
えていた。ずっとそれを見上げていたら、首がひどく疲れたので頭を下ろすと一軒の
果物屋さんがふと目に入った。日本の昔ながらの商店街にあるようなこの店には今ま
でに見たことのない果物がいくつか陳列されたいた。ここで、1つとても興味深い果
物に出会ったので紹介したいと思う。それには、ドラゴンファイアーと記されてい
た。名前のごとく皮の色が鮮やかなピンクで、小さな子供が遊ぶ手まりぐらいの大き
さだった。しかしながら、その形相は、まるで龍のうろこの様にいくつかごわごわと
ピンク皮が包んでいて見方によってはそれは火が燃えてる様にも見えた。
早速、珍し物好きの僕は購入して、翌朝ホテルのレストランのウェイトレスに、これ
を食べたいからナイフを貸してくれないかとお願いすると、親切にもシェフに頼んで
一口サイズに切って差し上げますよといってくれた。そして、待つこと3分、彼女は
白い大きなお皿の上に5センチぐらいの大きさに切って持ってきてくれた。
「どうぞ、召し上がってください」
ちょっと違うアクセントの日本語だったが、とても礼儀正しいことにかわりわない。
さぁ、食べようとフォークで刺して口に運ぶと、口のなかで甘い汁が広がってツルッ
と溶ける感じでのどを通っていった。触感はキウイに似ていて色は真っ白。小さなク
ロごまのようなものが付いていた。ごちゃごちゃ説明を述べ
るのは、このへんにしておいて、とにかくおいしかった。
是非、このみやげ話を日本の友達にしようと楽しみにしていたのに、彼らの返事は意
外にも冷たい物だった。「"みやげ話し"はいいから、それを"お土産"に買ってきてく
れよ」
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